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日本の自動車メーカー、2022年第3四半期決算状況

2023.03.08

タグ: スズキ, スバル, トヨタ, ホンダ, マツダ, 三菱, 日産, 決算

１、日本の自動車メーカー７社比較

日本の自動車メーカーの2022年第3四半期決算を纏めましたので、ご紹介いたします。
第3四半期の全世界販売台数は、スズキ（インドでの販売が好調）、スバル（米国での販売が回復）、そしてトヨタが前年同期を上回りました。
売上高は各社前年同期を上回っています。
営業利益はトヨタ以外、当期純利益はトヨタ、日産（ロシア撤退費を計上）以外が前年同期を上回っています。

２、マツダ、スバル、三菱3社比較

以下会社規模が近いマツダ、スバル、三菱の三社で比較してみました。
第2四半期と同様に、3社とも売上高、営業利益、当期純利益が大幅に増加しており、特に円安による利益増が大きい状況です。

３、７社通年比較

全世界販売台数の2022年度通年見通しは、第2四半期の見通しに対しトヨタ以外は下方修正し、
売上高は、トヨタ、日産、スズキ、マツダが第2四半期の見通しを据え置き、それ以外のメーカーは下方修正しています。
一方、営業利益、当期純利益においては、スズキとマツダが上方修正し、それ以外のメーカーは据え置いている状況です。

４、3社通年比較

マツダ、スバル、三菱の3社比較では、売上高においてはスバルと三菱が第2四半期の見通しに対し若干下方修正し、営業利益と当期純利益においては、マツダが若干上方修正してますが、概ね据え置きの状況です。
営業利益の内訳を見てみますと、3社共に為替（円安）による増益が大きく、特にスバルは対ドルの為替により2,511億円の増益見通しとなっています。

５、まとめ

2022年度第3四半期は、引き続き半導体不足や中国ゼロコロナ政策が販売台数に影響を与えてますが、今後徐々に解消されて行くと思われます。また急激な為替変動（円安）も落ち着きはじめているものの、未だ円安水準にありますので、2023年3月（2022年度）決算は見通しを上回る業績になるのではないでしょうか。

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