日本の自動車メーカー、2022年3月期(2021年度)決算状況

1、日本の自動車メーカー7社比較

日本の自動車メーカーの2021年度決算を纏めましたので、ご紹介いたします。
まず2021年度の全世界販売台数は、トヨタ、スズキ、三菱が前年を上回りました。トヨタは2019年度以来の1千万台超えとなり、スズキも順調に回復しています。三菱は2020年度の落ち込みが大きかった為、増加率が高い状況です。
売上高は、スバル以外は前年を上回っており、トヨタは30兆円を超えています。
営業利益及び当期純利益に於いては相変わらずトヨタの強さが際立ってますが、前年マイナスだった日産、マツダ(当期純利益)、三菱がプラスに転じている点も注目されます。

2、マツダ、スバル、三菱3社比較

以下会社規模が近いマツダ、スバル、三菱の三社で比較してみました。
2020年コロナ禍により大きく業績が落ち込んだマツダと三菱は、売上高、営業利益、当期純利益共に大幅に改善しています。一方2020年のコロナ禍に於いて健闘していたスバルは、前年をやや下回りました。

3、7社2022年度見通し比較

2022年度通年の全世界販売台数見通しは、各社2021年度を上回っており、特にスバルは大幅増の見通しです。
売上高は、トヨタは2021年度に対し+5%、トヨタ以外は二桁増を見込んでいます。しかし営業利益においては、各社資材費高騰による利益悪化を織り込み、トヨタは2021年度に対し2割減、他のメーカー(スバル以外)は概ね横ばいの見通しです。当期純利益に於いても、略同傾向です。

4、3社2022年度見通し比較

マツダ、スバル、三菱の3社比較では、3社共に2022年度は売上高増の見通しですが、特にスバルは2021年度の減少から大幅に増加を見込んでいます。営業利益及び当期純利益に於いても、スバルの大幅な増加見通しが注目されます。

5、まとめ

2021年度は、円安により各社好業績となりました。コロナ禍により多くの業界が厳しい状況に追い込まれていますが、自動車業界は何とか乗り切った印象です。
しかし、引き続き半導体不足、ウクライナ情勢、資材費の高騰、さらには景気後退など懸念材料が多く、楽観できない状況です。

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