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日本の自動車メーカー、2022年第1四半期決算状況

2022.10.16

タグ: スズキ, スバル, トヨタ, ホンダ, マツダ, 三菱, 日産, 決算

１、日本の自動車メーカー７社比較

日本の自動車メーカーの2022年第1四半期決算を纏めましたので、ご紹介いたします。
第1四半期の全世界販売台数は、スズキ（インドでの販売が好調）、スバル（米国での販売が回復）以外は前年同期を下回っている状況です。
売上高はマツダ以外は前年同期を上回っていますが、営業利益及び当期純利益に於いては資材費の高騰等により、トヨタ、ホンダ、日産などが前年同期を下回っている状況です。

２、マツダ、スバル、三菱3社比較

以下会社規模が近いマツダ、スバル、三菱の三社で比較してみました。
スバルと三菱は、売上高、営業利益、当期純利益共に大幅に増加しています。一方販売台数が落ち込んだマツダは、営業利益がマイナスに転じています。

３、７社通年比較

全世界販売台数の2022年度通年見通しは、各社2021年度を上回ってますが、期首見通しに対しては据え置きの状況です。
売上高は、トヨタ、ホンダ、三菱が期首見通しに対し上方修正し、営業利益においてはホンダと三菱が上方修正、当期純利益はトヨタ、ホンダ、三菱が上方修正している状況です。

４、3社通年比較

マツダ、スバル、三菱の3社比較では、営業利益に於いて第1四半期にマイナスだったマツダは、通年では期首見通しを据え置いおり、今後CX-50やCX-60による挽回が注目されます。

５、まとめ

2022年第1四半期度は、半導体不足による販売台数の落ち込みや資材費高騰による収益悪化などにより、全体的には前年同期の業績を下回っている状況です。
2022年度通年見通しについては、期首見通しに対し修正しているメーカーは少ないですが、大幅な円安により今後上方修正が予想され注目です。
しかし、2023年は景気後退が予測されており、長期的には楽観できない状況かとも思います。

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